20070630

高橋さん #1

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モデルさんについて 高橋さん
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モデルの高橋さんと恵比寿、中目黒散策に行きました。
大学以外で彼女と会うのははじめてのこと。



今日はどんな「おめかし」をしてきてくれるのだろう。
彼女は「おしゃれ」じゃなくて「おめかし」が好きなのです。

言葉の持つ微妙なニュアンスを感じる彼女。



訪れた彼女はさわやかな白いカットソーにレース使いのスカート、麦わら帽子。
手に付けていたのはお花のコサージュ。


        「 これお花の香りがするんだよ。」


           「 ほんとだ。」


コサージュは上品な香水の香りがするものでした。



彼女と一緒にお買い物をしていて
時々彼女が口にすることばがありました。


          「 この感触いいね。」


          「 この服の質感、いい。」



あ、彼女の感覚を尊重できる服ができたらいいんじゃないかな。




お店であるブローチに出会いました。

パンジーのプリント。
ずっと触っていたくなるような手触り。




ずっと触れていたい服・・・・
彼女の繊細な感覚に触れる服ってどんなものなんだろう。

佐々木 将彦さんについて

○名前 佐々木 将彦

✸年齢 19歳

✸住まい 住宅地

✸職業 学生 サーファー

✸趣味 サーフィン 読書 

□彼の紹介 大学を今年の春に卒業し、現在はフリーで洋服のデザイナーを目指し孤軍奮闘している。他に特筆すべきは坊主頭が非常に似合うこと。

□洋服制作の着眼点 彼の趣味の一つである自転車を主眼に捕らえていこう思う。彼が自転車に乗るときは上はTシャツ一枚で暑くなったら脱いでハンドルに引っ掛ける。他に持ちものは汗拭きタオルのみ。ズボンのポケットに何か入れると自転車をこいでる途中で落とすから何も入れない。
この辺の問題を洋服でアプローチできたらと思う。また、それらを解決する過程で彼の言うところの「ユーモア」や「粋」をワンポイントに据えられたものができればベストであると考える。 

井神 紗恵さんについて

○名前 井神 紗恵

○年齢 20歳

○住まい 高田馬場

○職業 学生

○趣味 散歩 美術館めぐり 音楽鑑賞 バンド

○彼女の紹介 日ごろは文学部で映像についてなどを勉強。ジャズシンガーになるためバンド活動なども精力的に行っている。

□洋服制作の着眼点 彼女の自由気ままな生活に対応できる服を作っていきたい。家を出るときにはその日何をするかわからない。散歩するのか、友人と遊ぶのか、はたまた木登りをするのか。またライブ活動にも視点をおき彼女の魅力が最大限に活きる服にしたい。 

高橋さん #1


ザイナーの宮村さんと高橋さんの散歩に同行しました。


高橋さんはやわらかい色味の ふわっとした服を着ていて、
宮村さんが言っていた通り、彼女の好きな世界を感じます。



カフェでおしゃべりしながらごはんを食べて
彼女のもうひとりのモデルさんのお店(すごく可愛いところ!)へ。




宮村さんも高橋さんも、なんていうか、
必要な大きさで、必要な分だけの言葉を話します。


お店の中で、静かに物色していると思えば
いつの間にかふたりで「これ、かわいいね」と盛り上がっていたり。




なんだか 仲良くなれたみたいで

ふつうに 友達同士のお買い物みたいだったね。





もちろん
宮村さんは遊んでるだけじゃなく 会話の中からヒントを見付けたみたいです◎

‘質感’ ‘手触り’
うんうん。なるほど。

ふたりがどう発展して行くのか、 たのしみです。



Camera*Yuri Mariko

20070629

ファッションショーと総合大学生(1)

総合大学生の行うファッションショーには、どのような意味があるのでしょうか?

そもそも、ファッションショーとは何のために行われるのでしょうか?

確かにブランドがファッションショーを行うビジネス上の意義はあります。

ブランドイメージの形成や高いクリエーション力を顧客やバイヤーへアピールできる点で高い効果を発揮します。

では、総合大学生がファッションショーを行う時に、ブランドイメージや顧客・バイヤーへのアピールを目的として形成されてきたファッションショーを模倣することに意味があるのでしょうか?

これまで、繊維研究会も含め、様々な総合大学のサークルなどが行って来たファッションショーはブランドが行うファッションショーの模倣と言われても仕方ありませんでした。

・利益を目的としない学生だからできること。

・総合大学という多様性を持つ大学だからできること。

この二点がこれまで考えられていなかったのではないか?

また、考えられていても、解決に至らなかったのではないか?と考えています。

高橋さんについて

□名前 高橋晶子

□年齢 21歳

□住まい 気のいい大家さんのいるアパートの一室

□職業 大学3年生

□趣味 画廊・美術館めぐり、読書、ライブ、映画鑑賞

□彼女の紹介 都内の大学の美術史専攻の彼女。美術に対する関心が深く、同じ大学の私(デザイナー:宮村)は、よく美術関係の授業で彼女を見かけます。彼女は学校のない時間はよく画廊や美術館に足を運びます。一見おとなしそうに見える彼女ですが、実はバリバリロックのライブにも行ってしまうほどのアクティブな女の子です。

□服制作の着眼点 今回は、彼女のお出かけスタイルに注目しました。一着目は、画廊へ行くことを想定した服です。彼女は画廊へ行ってお気に入りの作品をみつけると、出入り口の芳名帳に名前を残すそうです。名前を残すというのは、自分がその場へ来たことの証。とても意味のある行為だと思ったので、その行為の意味をもっと感じてもらいたくて、特別な袖にしました。ものを書く姿勢になると袖口の裏地の柄が見えるボレロ。袖口が見えた瞬間、何かはっとするものがあればと思いました。
さらに、寒がりな彼女のために裏地を外へ取り出してアームウォーマーとしても機能するようにしました。
 彼女の二着目は、お出かけする際の必須アイテム、ハンカチ忘れ防止の服です。彼女は少しおっちょこちょいなところがあります。約束の時間を忘れていて、慌てて外出の準備をすることもしばしば。「そんなときハンカチを忘れてしまうことがあって、困っちゃうんだよね。」その話を聞いて、ならば服を見ただけでハンカチを思い出してしまうようなものを作ろう!ということを考えました。単純だけどわかりやすい、ダミーのハンカチがポケット口からのぞいています。

ミーティング 6/28


ジーンズに刺繍などの柄をとりいれることによって、デニム本来の表情というかそれ自体であるべきものみたいな風合いを損なってしまうのでしょうか。

確かに、僕はモデルの好きな柄を取り込むという点では安易だったかもしれないですが、デニムの部分と柄の部分で色が落ちる速度が異なる素材を使い、その人の身体性がその柄と共にデニムに表れるというのはおもしろいと思います。履いていくうちに好きな柄が出てくるんので。モデルが自転車によく乗る方なので、多分ひざあたりから柄は出てくるんだろうと思います。

しかしながら、デニムについては、まだまだ無知な部分が多いので、調べる必要があります。

sen-i 2007 Symbol




今年作った繊維研究会のシンボルです。

Sen-iというアルファベットの綴りを解体し、組み直しました。

「S」・「e」・「n」は曲線で構成されています。

また、「-」・「i」は直線。

「i」は人を表します。

「S」「e」「n」はその文字の持つ曲線のカタチから、「布」(衣服)と見立てました。

そして、「-」は「i」つまり人と、「S」「e」「n」つまり「布」をつなぐ「手」を表します。

最も身近なデザインである、「衣服」と「人」の関係性を常に考えて行きたい、という願いが込められています。

20070628

ミーティング

母が機能的な服がすきというとをプレゼンしました。


母が便利にしたいものは
母がすでに購入してしまっている気がして
どこからアプローチをすればいいのか迷っている

ということを告げるとメンバーからのアドバイスが。

ベストな方法で解決されているとは限らないので
既に彼女が工夫している点でも、もっといいものをもっといい切り口から
作ればいいのでは、とのことでした。ありがとう。

ミーティング 6/28

今回のミーティングで提案したのは基信くんの服
仮コンセプトは
思い出がつまってて、なおかつ使える服。


服に格子状に切り込みをいれ、そこへスペースをいれることで 元の形のままサイズが大きくなる
スペース部分に思い出に自然にふれられるしかけをつける   
というもの。

反応は
「無理して大きくなってから着れなくてもいいのでは?」
「使えなくても思い出がある物はとっておくので、無理に使い続けるようにしなくていいのでは」
というゆるめの批判…

それに自分でも思ったのですが、むりやり折り込んだりしてぼこぼこの服ってきっときれいじゃない。

「無理して大きくなってから着なくてもいいのでは?」という意見には納得。
じゃあ服じゃない何かになったら…?


「自分でおしゃれしたくなってくると、親が買った服とか昔の服って着たくなくなる」
そうだよね。わかる。だから“着たくなる昔の服”にしたいんだ


「でもデザインで捨てるものを捨てなくてもいいようにできないかな」
できる!それやりたい


今日はこんな感じでした。

まだ漠然としたコンセプト止まり。
ちょっといろいろ詰め込みすぎてるのかな

とにかくもっと具体的に考えないと。

about this blog

このブログは、2007.11.18に向けて繊維研究会が、考えてたこと、ショーだけでは伝えきれないことをアーカイヴ化していくことを目的として、作成されました。

ファッションショーでは、一瞬服が見えて終わってしまいます。

しかし、デザインの面白さは、コンセプトや過程に詰まっていると思います。

このBLOGでは、デザイナー一人一人が、モデル=生活者との会話やミーティングで生まれたアイデアや、感じたことを投稿していきます。

また、デザイナーのみならず、運営する全てのメンバーも更新していきます。


**繊維研究会はUniversity Design Project(UDP)に賛同し、参加しています。

ファッションショー自体の構造を生活者軸で捉え直していきます。

UDPの詳細については以下のブログを参照してください。

University Design Project Blog:
http://university-design-project.blogspot.com/

20070627

吾郷 健太さん #2 (同行カメラマン)

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これまでの経緯↓
(Designer*Side)
http://sen-i07.blogspot.com/2007/09/blog-post_02.html
http://sen-i07.blogspot.com/2007/09/1.html
-------------------------------------------------------------------------------------俊平さんと共にモデルさんの自宅を家宅捜査してきましたよ。

天気は晴れ。

すこぶるいい天気。

それで家の中にお邪魔したんだけどね・・・だいぶ遠慮して言っても散らかってました。

まぁ俊平さんの部屋が最高に散らかってるときよりはマシだそうだけど。(笑)

ところで彼は映画を撮っているんだって。

邦画が好きで洋画はあまり見ないらしい。

読書も好きで、ダンボールいっぱいの本がありました。

彼はきっと物語が好きなんだと思う。

今回のボクたちの出会いは彼のストーリーに綴られたかな?

そーいえば彼は弟くんと二人暮らしなんですが、会話があまりないそう。

弟くんの気配は全く感じなかったのに、いきなり出てきてビックリでした。

ただ二人の間に

「行ってきます。」

「行ってらっしゃい。」

の言葉がなかったのが少し淋しかったな。

Camara*Pistachio

井神 紗恵さん #1

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モデルさんについて http://sen-i07.blogspot.com/2007/06/blog-post_4167.html
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今日はモデルの井神紗恵さんと話をしてきた。

彼女は写真をとられるのが嫌い、人見知りという点を考慮して今回は2人で会ってみた。

そこで彼女が今日行った写真展の話や先日いった美術館の話をした。

彼女はなぜ写真がすきなのか

それは写真は故意にポーズをとらせるのではなく何気ないワンショットを取るからであるという。

それが絵と写真の違い。

その日行った写真展はいわゆるつくった写真が多くがっかりしたそうだ。


あと風景の話で盛りあがった。

地元の夕日の話など

彼女はこの話をしているときが1番輝いているような気がする。



あと彼女の服装について…

今まで何回かお会いしているんですが今日は初めてワンピースではなかった。

でもやはりワンピースは好きだそう

なぜすきなのか

彼女自身もわからないという。

しかしもし好きな理由を見つけたらそれを生かした服を作ってあげたいしもしかしたらワンピース以外にも適したものがあるかもしれない。

そして彼女はポケットの使用が最近増えてきたそうである。

ワンピースにポケットがついているといれたものが浮かび上がったり歩きづらかったりして嫌だという。

では逆にポケットにいれて形が浮き出た雰囲気をかっこよく見せられたら

そんな可能性を考えながらさようならしました。

20070626

Kさん #2


 モデルさんについて Kさん

 これまでの経緯
 ⅰ)Kさん #1

 6月26日。今日は久々にKさんと時間が合い、Kさんが店員をしているもうひとつのカフェにいってみました。地図で教えてもらった場所に確かにカフェを見つけたんですが、大きな看板がなく、小さく書いてあるカフェの名前もきいた名前とは異なっていて、ぴすたと二人で近くを少し歩き回った後、意を決して入ってみるとKさんが普通にいました笑 どうやら名前もいまいち決まっていないみたいで、そこらへんのいい意味での(本当にいいのかわかりませんが笑)適当さに僕は魅かれます。

 カフェはだいたい7~8人くらいが入れるような小さなお店で、こぎれいな印象です。壁にかかっている絵や窓際に置いてある猫の置物のような雑貨がとても心地よく調和しています。

 このカフェでもKさんは燻製をされていて、僕は鮎の燻製の定食を食べました。東京に出てきて初めて食べた鮎は絶品でした◎

 お仕事をしていながらもKさんは僕との会話に親切に応じてくれました。Kさんは服についてそこまで関心がなくて、とりあえず耐久性のあるものを好むそうです。確かにめまぐるしい1週間を過ごす彼にとっては耐久性が大前提なんだなと、燻製のすすや絵の具らしき染みでいっぱいのくたくたのジーンズを見て感じました。

 カフェは風通しがよく、風鈴がチリンチリンとなるのでとても快適なんですが、厨房のKさんは何だか暑そうで、暑がりだということもきいていたのでとりあえず風通しをポイントにしてシャツを作ろうかなと思いました。最近実際に見たのですが、甚平は脇のところが開いていたりして風通しが良い構造になっています。それをヒントに次回お会いする時までに試しにシャツを作ってみます。

 Kさんはあまり服にこだわりがないので、僕の方からどんどん提案して、実際に着てもらってフィードバックを得るというアプローチでやっていこうかなと思います。さあ次回が楽しみ楽しみ。

Kさん #2 (同行カメラマン)

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これまでの経緯↓
(Designer*Side)
http://sen-i07.blogspot.com/2007/05/blog-post_19.html
http://sen-i07.blogspot.com/2007/06/blog-post_697.html
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くまけんさんと彼のモデルの一人に会ってきた。

場所はモデルさんが働いている東小金井にあるカフェ。

すんごいアットホームな感じで、常連さんもいるみたい。

この人はね、いつも向かいにあるタクシー会社の人たちの視線を気にしてるみたい。

でも実は見られてないかもしれないんだってさ。

暇なときはカウンターに隠れつつアコギを弾いているんだって。

アコギを弾いているときの彼はノリノリでした。

顔の表情というよりも、口の表情が変わる変わるどんどん変わる。

常連さんが言ってたんだけどね、彼はどこに行っても濁らない彼だけの色を持っているんだってさ。

彼も照れつつもまんざらでもない様子。



見た目じゃわからない彼だけの心の色・・・。



ちょっと覗けた気がしました。

Camara*Pistachio

吾郷 健太さん #2



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モデルさんについて 吾郷健太さん
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これまでの経緯
ⅰ)吾郷 健太さん #1 
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昨日、用事が思いのほか早く終わったしまったので僕の今回のモデルの一人の吾郷健太くん(通称ケン)
に電話をし、急遽会うことになった。


ケンについて少し触れておくと彼は今、大学を休学していて映画を撮っています。九月から転部という形で学校に復帰する予定なのですが、
学校から提示された転部条件は成績でも筆記試験でもなく


「映画を休学中に一本仕上げること」


うん、珍しくうちの大学もおしゃれなことをしてくれんじゃん。



きのうはあれやこれやと例を出して彼から色々引き出そうとした。部屋が汚いから「ケンって物なくさないの?」とか非常に誘導的な質問も恥ずかしながらたまにした。そんなことをくだらない話(LEGOの最高の遊び方について。ちなみにストーリーを作って遊ぶという結論に一致したんだけど)やちょっとまじめな話の間に織り交ぜて訊いていた。

すると彼も僕が何をしたいのかわかったらしく「あっそうだ俺ひとつあったわ。すげえ出不精なんだよ」ということを言ってくれた。

なんともこの出不精になる要因の70%くらいは服が原因らしい。外に出るときは自分が完全に納得する格好になるまでは出たくないらしい。そのくせ柄物が好きなもんだから同じ柄を二日連続で着ると駄目じゃないかとかを考えるともっと出不精に。

出不精スパイラル!!

ってなわけこの出不精というキーワードを次ぎ会うときまでにもう少し考えていきたいと思います。




今回はカメラマンとして同行してくれたPistachioの日記もあるので是非読んでください

20070625

鈴木 歩さん #3

モデルさんについて 鈴木 歩さん

これまでの経緯
ⅰ)鈴木 歩さん #1
ⅱ)鈴木 歩さん #2
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今日もあゆみさんと授業の前にちょこっとお話しました。


2回ほどお話してみましたが、あんまり彼女のことが掴めないので
わたしの他のモデルさんである先生にやってもらった
“心理マップ”(→藤本先生 3#
をやってもらいました。




結果:やっぱりよくわからなかった

彼女のすきな物、きらいな物は分かったのですが
今後に発展するようなものは得られなかったようです。


時間が無かったこともあるけど…
ちょっと自分にやきもきしました。
せっかく時間を割いて頂いて、こんなことでは失礼ですよね。。

もっと上手にコミュニケーションをとれるよう
がんばります。

松本 けい子 #3

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モデルさんについて http://sen-i07.blogspot.com/2007/09/blog-post_401.html
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これまでの経緯
ⅰ)http://sen-i07.blogspot.com/2007/06/blog-post_18.html

ⅱ)http://sen-i07.blogspot.com/2007/06/blog-post_5997.html
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茅ヶ崎の実家に帰り対談をしました。


母の生活の様子を、あらためてじっくりと眺めてみました。

彼女は生活が便利になるように、自分で工夫をすることが
好きなんだ ということに気がつきました。

ものを選ぶときはビジュアルではなく機能が優先されます。


彼女の気に入りのものを紹介。


●タオルにひもがついているエプロン
(写真)

横浜中華街のあやしい雑貨屋さんで、
繰り返し購入している。

タオルとして、さっと使うことができる点が気に入っている。







●TAKEOKIKUTIの靴
(写真)

形が偏平で、大きい彼女の足にも履きやすい靴。
健康靴とかではないのがいいらしい。
こちらも何個も同じブランドのものを購入している。



母は使いやすいものが大好きで
気にいると長い間使い続ける。

母が 使い続けたいと思えるものが作れるといいなと感じています。

藤本先生 #4

モデルさんについて 藤本先生 

これまでの経緯
ⅰ)藤本先生 #1
ⅱ)藤本先生 #2
ⅲ)藤本先生 #3
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今日はいままで先生が大切にしているonとoffについて
より深くお話していただきました。


「onとoffを分ける」ということは一般的なことかも知れません。

しかし、わたしは学生という身分しか経験しておらず
それを必要とする感覚が分かっていないと思うのです。




伺ったところによると
onの時にかならす衿つきのちゃんとした格好をするのは、
授業を受ける、学生への気遣いから来ているようです。

先生がちゃんとしていないと、学生だってやる気がでないだろう

そういった理由からも、きちんとコードを守っているそうです。




「onとoffをまたぐ、中間の服があったらどうか」
と聞いてみたら、興味をもっていただけたのですが

そういった理由があるならば
どうして区別するのか、その背景を踏まえなければなりません。

20070624

基信くん #3

モデルさんについて 基信くん 

これまでの経緯
ⅰ)基信くん #1
ⅱ)基信くん #2
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今まで彼に見せてもらったことを思い出しながら
ちょっと思ったんだけど

基信くんの服を考えるにあたって、彼“だけ”をみてはいけないんじゃないか と思いました。
彼のまわりには、家族、親戚、近所の人と 現代では珍しいくらいたくさんのおとなや子供がいるから。


その人達と一緒にすごした思いでとか、なんていうか、 愛された感じ って
基信くんがおとなになった時にすごく支えになるんじゃないかなぁ


いま着れて、大きくなってからまた着れて、
その時いろんなことを思い出せる服があったらすてきだ


どうしたらいい形になるかな…

20070623

H先生 #3


 モデルさんについて H先生

 これまでの経緯
 ⅰ)H先生 #1

 ⅱ)H先生 #2

 6月23日。今日もDesigner* Shiga Harukaと一緒に先生に会いに行きました。新丸ビルのテラスはは眺めがとても良いです。

 以前先生のスラックスのふくらはぎのところが、自転車のチェーンに引っかからないようにバンドのようなものでとまっていましたが、具体的にデザインを提案してみました。

 先生は実は、ジーンズを履きたいとのことなのでデニムを素材として考えました。バンドを帯に見立て、着物を纏うようにきれいに見えればと思います。先生のお好きな吉原のつなぎの柄も使いたいです。柄の刺繍とデニムの色落ちに意図的に時間差を用いて、履いていくうちにだんだん柄が出てくると面白いと思います。簡単なデザインの写真は次回のミーティングの項に載せておきます。
 

20070619

公平さん  #3

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モデルさんについて 公平さん
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これまでの経緯
ⅰ)公平さん  #1

ⅱ)公平さん  #2
 公平さん #2(同行カメラマン)
ⅲ)ミーティング 6/7
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ジーンズの話。
先日の、「入れるものに合わせたデザインのポケットにする」という意見についてです。(ミーティング 6/7
公平さんは、今は確かにポケットに入れるものはいつも一緒だけれど、服で「ここにコレ」と入れるものを規制したくないな。
そう思ったので、最初に考えた、
「座るときに邪魔にならない、ものを入れてもごわつかないポケット」
を考えることにしました。


とりあえず、規制のジーンズを解体のポケット位置をずらしてみることに。






そこで問題が生じてきました。
立っているときにはこの位置で問題ないのだけれど、
実際座ってみると、腿部のポケットから中のものが落ちる心配がある。
着ている本人も少し不安です。

この問題の改良点を考えて、次のミーティングでメンバーにも相談してみようと思います。

20070618

松本 けい子 #2

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モデルさんについて http://sen-i07.blogspot.com/2007/09/blog-post_401.html
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これまでの経緯
ⅰ)http://sen-i07.blogspot.com/2007/06/blog-post_18.html
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新宿にて母と対談をしました。

母は身長が167と53歳にしては高く、
体つきも ほっそりとしている。

白い上着の下に
黒Vネックのカットソーと、
黒いプリーツスカートを着ていて

彼女の体型にとても合っていました。

褒めるとなんだかうれしそうでした。




シンプルで つかずはなれずで体にフィットする
細身のシルエットを提案したいと思います。


母は講師、カウンセラーという仕事をしていますが
安心感や優しい雰囲気を演出するために

茶色などの中間色のもの
ひざ下の重たいスカートなどを選びがちです。



どちらかというと凛とした印象にまとめたほうが
彼女は魅力的に見えるんではないのかな、と私は思っているので

おいおい母のセンスと相談していこうと思います。

松本 けい子 #1

実家から母が出てきてくれて
私の部屋で対談を行いました。


母は手作りの料理や、生協で購入した冷凍のお魚を
持ってきてくれました。


荷物が重たいと言うので
代わりに持ってあげると、
一般的に考えてまったく重たいものではなかった。





度重なる手術で体力、筋力が衰えてしまったのです。


彼女のように病気を経験したひとは
普通のことをすることが、少し大変なことなのです。


ちょっと心配だと感じながら
彼女の負担が軽減するような服が作れたらいいのにな、そう思いました。

20070616

基信くん #2

モデルさんについて 基信くん 

これまでの経緯
ⅰ)基信くん #1
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今日も基信くんのおうちへおじゃましました。
おみやげはあんず大福。

知らされていなかったのですが、
今日は基信くんのおにいちゃんとお母さんのお友達の誕生日会だったようです。

なんと今回は基信くんの従兄弟やお友達含めて10人もこどもがいます。
大きい子は小さい子の面倒をみたりしてえらいです。

基信くんは小さい子たちが走り回るなか床にノートを広げて宿題をしていました。

ごはんの時は人数が多くて一度にテーブルにつけないので
  小さい子→大きい子→おとな
の順で食事しました。


いろんな子と遊んだり、お話したり、泣かせたり泣き止ませたりしていたので
基信くんとはあんまりお話できなかったんだけど
それより彼の生活にちょっと入ることができた感じで
ちょっと何か掴めそうです。

20070614

ミーティング 6/14

 今日はH先生と、りーしんについてです。
まず、H先生の中間色のことについて発表しました。色というものは心に働きかけます。その点で、パーソナルな服を作るうえでは必ず考慮しなければならない問題だと思います。色の感覚は光の感覚にも関連していて、地域によって異なっています。例えば、虹は日本では七色ですが、アメリカでは六色だったりします。これは、一般的なことですが、その人の色彩感覚にエモーショナルな服を作れればと感じました。

 続いて、りーしんのこと。彼女と写真の関係をどう服に落とし込むかということを僕は考えていて、服自体にカメラの「瞬間を捉える」という要素を安易に取り入れようとしていることについて指摘を受けました。僕が発言したのはカメラが瞬間を捉えるように、服が瞬間的に表情を変えたら面白いんじゃないかということ。しかし、それでは僕がりーしんを「表現」してしまうのではないかということです。その人を表現することと、その人にとってエモーショナルなものを作ることは、一見似ていますが、全く違います。このことに注意して、もう一度考えなければと反省しました。

ミーティング 6/14


今日のミーティングでは
心理マップとともに先生の紹介をしました。


心理マップが分かりやすかったらしく結構好評で他のデザイナーもモデルさんとおはなしする時にぜひ試してもらいたいです。



先生が音楽が好きで、ipodを使っているので
熊谷くんの考えたTシャツをプレゼントしてみてはどうか
という提案がありました。(写真のものです)


じつはわたしは始めは乗り気じゃなかったのですが
(だってわたしのモデルさんなのに、他の人が作ったものをあげるのが嫌だったし
すごーく気に入られたりするのが、正直、ちょっと怖かったから)


「そうやって他のデザイナーの案も取り入れることで、
担当のデザイナーだけじゃなく みんなでデザインする ことになるんだ」

という言葉を聞いて思い直しました。



今回の試みにおいて、デザインするのはデザイナーだけじゃない

服を着る人、作る人、さらにそれを見る人

みんながデザインするんだ。



ということで、次回先生に会うときは
熊谷くんのTシャツを持って行こうとおもいます。

先生の好きな青い色のTシャツを。

吾郷 健太さん #1

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モデルさんについて 吾郷健太さん
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この前モデル依頼の打診を電話でしただけなので今回は直接会って今回のショーの経緯を話すことに。

長らく会っていなかったので今何をしているのかとか他愛もない話が中心になってしまいました。相変わらずのゆるーい感じは変わっていなかったので安心しましたが・・・・・。


ショーのコンセプトをなんとなくは理解してくれたようなので良かったです。



あとは彼をミーティングでいかに僕がプレゼンするかが課題です・・・・・

20070613

吾郷 健太さんについて

✸名前 吾郷健太

❒年齢 21歳

✸住まい 調布 

✸職業 学生

✸趣味 映画鑑賞、読書 

✸彼の紹介 現在は大学を休学していて、監督として映画を撮っている。そのため今年の夏も撮影・編集の日が続くらしい。ちなみに、10月には復学予定。

✸服制作の着眼点 出不精(本人も気にしている)
             服を選ぶのが面倒
             柄が好き
             腿が太い 
      

大村 祥子さん #2

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これまでの経緯
ⅰ)大村 祥子さん #1
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今日は絵を描いてもらい、
その動きを観察してデザインのヒントを拾うことをメインに
大村さんと会ってきました。

大村さんは絵を描いたり、自分で小物を作ることが好きで
今日の髪飾りも自分で作ったそうです。
ハンドバックより少し大きい木製のカバンの中に画材が一式入っていて
重そうでした。
普段は重いしめんどくさいのでこんなに持ち歩くことはありません。
あまりこだわりはないけれど、画材は多いにこしたことはないそうです。
描いているところを見て思ったことは、
描く-筆を置く-カバンから出す-描くのサイクルで
出し入れが大変そうというのが一番でした。
実際、あれば使うそうですがやはりめんどくさいとのこと。
普段からスペースもない場所で描くので画材は少なくすましてしまうそうです。

服に画材をおくスペースを作れたら、
もっとイラストの幅が広がり、楽しくなるのではないかのではないかと思い、
考えてみました。
画材はその時の気分で変わるし、自分でそのスペースを作れたらと考え、
ポケットが作れるTシャツを試しに作ってみました。

試作品として作ってみたものが写真のTシャツです。
ボタンの裏にボタンホールがあり、
ボタンとボタンをくっつけることでポケットを作ることが可能です。
まずはボタン4つで作ってみました。

ここで作られるポケットは縫い付けられていないので、
上からだけではなく、用途に応じて横からモノを入れることも出来ます。
下の二つのボタンをそれぞれ真上のボタンとくっつけると四角の空間が出来ます。


筆のような細いものを引っ掛けたい時には、隣同士のボタンをつまむようにしてくっつけるとそのための空間ができます。


ボタンの数や配置は、これから考えなければならない点です。作った当初は入れた物が隙間から落ちるのではないかという不安もありましたが、ボタンをくっつける際に布を引っ張るため、身体にフィットしているので落ちませんでした。携帯電話を入れても大丈夫でした。

メンバーから落ちる可能性があるのに、
大丈夫だからといって解決しようとしないのはよくないとの指摘があり
そこは解決すべきだと思いました。

ボタンは、花の模様のものを使い、ボタンをくっつけることで花束のようになることをイメージしていたのですが、小さすぎるのと、球体に近いのでボタンが滑って外れやすいので再考しなければと思います。

20070612

佐々木 将彦さん #1

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モデルさんについて http://sen-i07.blogspot.com/2007/09/blog-post_9480.html
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きょうは学校でモデル候補である佐々木 将彦さんと話しをしてみた。

ちょうど天気がよかったので日当たりのよい外で

彼はオペラが好きらしいのでそのことについて話をさらに聞いてみた。

オペラは両親の影響が大きく幼少の頃からふれていたようだ。

話ていて父のしつけにより律儀なところ

そしてオペラに影響されてロマンチストなところがみえた笑

サーフィンもやっているらしくこれから夏にかけ頻繁に行くそうである。



しかしそんな彼の話を聞き服を考えてみたのだが現時点でまったく発想が浮かばない

少し内面的な話にこだわりすぎてしまっているなと感じた。

20070611

絆×きずな×キズナ

今回は佳苗さんと彼女のモデルさんと3人でお食事しました。

何やらドレスコードじゃないといけない雰囲気に若干の緊張。

しかしボクは立ち直り、自分の役目を無事果たすのでした。

彼女はお酒が好きなようです。

知識もさることながら、中々の酒豪。

“彼女にとっての男”の前専用のお酒の飲み方を見せてもらったけど、ボクには違いがあまりわからなかったな。

どーやら彼女にとってのボクは男ではないらしい。

実際落ち込みますよね・・・。

話を戻しますが、佳苗さんと彼女は気持ちが繋がってるんだって。

身体が離れていても、メンタルな部分で繋がってる感じ。

こういう関係を親友って言うんだな。

彼女は自分という存在を認識して、理解している印象を受けました。

単なる自信家ではなくて。

でも、なんだか淋しそうな目をしていたな。

あ、そういえば2人とも絶対音感の持ち主らしい。

まあ音痴なボクは2人の会話についていけませんでしたがね。

Camara*Pistachio

藤本先生 #3

モデルさんについて 藤本先生 

これまでの経緯
ⅰ)藤本先生 #1
ⅱ)藤本先生 #2
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今日も先生の部屋でお話

今回はより先生のことを知るために
心理マップなるものを考え、書いていただきました。


これはわたしが思いついたんですが、

紙の真ん中に自分の名前
それを中心として日常生活に近いもの程近く
影響があるもの、大切なもの程おおきく書いてもらいます。(写真一枚目)



これは結構効果的でした。


音楽が好きで、ipodは4台も持っている

両手はいつも自由でいたいため、用途によってかばんを使い分けている

自転車と車が好き

と どんどん書いてくれます

先生がどういう人なのかちょっと見せてもらった気がしました。



そして何より特徴的だったのは
“海”の存在が大きく影響しているということでした。

趣味で海にもぐったり、魚を捕まえたりするそうです。


そういえば、先生はいつもどこかに青いものを身につけていたっけ。
なるほど…




そしてやっぱり気になったのは前回同様

onとoff
機能性について


先生は忙しくて、時間的には仕事をしていることが多いようですが
気持ちのうえではプライベートもとても大切にしているそう。

だからどちらかと言うとプライベートの服をつくって欲しいとおっしゃっていました。



そこにどう“機能性の美しさ”をからめていくか…
これは先生のプライベートをみせていただき、具体案を見付けるしか無さそうです。

20070610

H先生 #2

 モデルさんについて H先生について

 これまでの経緯
 ⅰ)H先生 #1

 6月10日。今日は先生の趣味である日本建築やお茶のことについて少しお話しました。

 お茶をしているときが一番落ち着くと先生は言います。茶室にいると、時間を忘れて何時間でもそこにいることができるそうです。さらに、茶室で雨の音を聞くのも好きとのこと。

 落ち着くということは服を着ることにおいても大事です。服というものがとても身近である以上、着心地が良くなくては良い服ではないと思います。

 その落ち着きをデザインにどのように反映させるかということは1つの大きな課題だと思います。

 そこでキーワードの1つとなるのは色だと思います。日本は湿気が多く、景色の境界が曖昧に見えることがよくあります。日本の伝統の色というのは英語のグレーで片付けられてしまう中にも100種類ほどの灰色があるといいます。つまり中間色が多いのです。先生はその中間色に落ち着きを見出すんだと思います。茶室の中も、光が障子でぼんやりとした状態で入ってきます。そのような環境の中で、先生は精神的に景色に溶け込んでるのではないかなと感じました。

20070609

りーしん #5


 モデルさんについて りーしんについて

 これまでの経緯
 ⅰ)りーしん #1

 ⅱ)りーしん #2

 ⅲ)りーしん #3

 ⅳ)りーしん #4

 6月9日。今日もまたまたuna camera livera
で、りーしんに会いました。この日はりーしんの趣味である写真についてお話しました。
 彼女にとって写真とはどのような意味をもつかということは、彼女の生活を考える上でとても重要だと思ったからです。
 
 りーしんは写真を撮る際の対象は「人」であることが多いと言います。人を撮るということで、アンリ・カルティエ=ブレッソンは好きな写真家の一人みたいです。ちなみに僕は人を撮る写真家ではアウグスト=ザンダーが好きです。では、りーしんはなぜ人を撮るのかきいてみました。
  
 すると、彼女は、カメラを通して「人」を理解すると言いました。りーしんは人見知りするタイプで、自分と他人との距離を縮めるのがカメラなのです。つまり、彼女にとってカメラは人とのコミュニケーションの1つの手段だったのです。
 
 また、りーしんは写真に対してもう1つの側面をもっていました。それは、写真を撮ることによって、自分の存在を確認するということです。写真は同じカメラを使って同じ対象を撮っても、まったく同じ写真が生まれることはないと思います。その人のシャッターを押すタイミングなど、様々な要素が絡み合ってその人の個性をもった写真ができます。その写真は、撮った人がそのときにそこに存在していたということを証明してくれます。生きていることを実感するのとしないのとでは、生活はとても変わってしまうのではないでしょうか。その意味でも彼女にとって写真は不可欠なものでした。

 今回は、服についてのお話がほとんどできなかったのですが、りーしんと写真の関わりを少し知ることができたので、彼女の生活の生の部分に少し触れることができた気がします。

りーしん #5 (同行カメラマン)

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これまでの経緯↓
(Designer*Side)
http://sen-i07.blogspot.com/2007/05/blog-post_06.html
http://sen-i07.blogspot.com/2007/05/blog-post_07.html
http://sen-i07.blogspot.com/2007/05/blog-post_7393.html
http://sen-i07.blogspot.com/2007/06/blog-post_4892.html
http://sen-i07.blogspot.com/2007/06/blog-post_02.html
http://sen-i07.blogspot.com/2007/06/blog-post_1580.html
-------------------------------------------------------------------------------------くまけんさんの自宅に訪れました。

そこにはもちろんモデルさんの姿が。

そしてでっかい画用紙に描かれた統一性のない自由な絵がありました。

なにやら2人でお絵かきを楽しんでいたようです。

落書きが好きなボクも及ばずながら参戦させていただきました。

彼女は人型の麻疹を書いていました。

それに彼女の絵はカラフルです。

色彩のセンスがあると思いますね。

彼女とは共通の趣味であるカメラのことで盛り上がりました。

彼女にとってカメラとは自分と人とを繋いでくれるパイプのようなものだそうです。

ピントが合ったときに、その人にグッと近づける気がするのと同じなのかな?

だから彼女は人を被写体に選ぶことが多く、生々しい写真が好きなんだって。

フィルター越しに見える世界を覗いたときに「自分はココにいる。」って安心するのも共感できたし。

ただ漠然とした世界を見ているとフワフワしてる気がするからね。

彼女はフワフワしているけど、帰る場所を知っている気がするな。

夜になりまして、世界が暗くなってから、もう一人のモデルさんが働いているカフェへ3人で行きました。

アットホームなカフェでボクのお婆ちゃん家の匂いがしました。

とってもお婆ちゃん家行きたい。

もう一人のモデルさんは忙しそうであまり話せませんでした。

ただ、最後に見せてもらった彼の絵が繊細なんだけど生々しくて素敵だった。

彼の内面もこんな感じなんだろーか?

Camara*Pistachio

あびこ ななちゃん #2 (同行カメラマン)

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これまでの経緯↓
(Designer*Side)
http://sen-i07.blogspot.com/2007/04/blog-post_01.html
http://sen-i07.blogspot.com/2007/05/abiko.html
http://sen-i07.blogspot.com/2007/06/blog-post_1161.html
(Camera*Side)
http://sen-i07.blogspot.com/2007/05/n.html

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ななちゃんに会うのは二回目ということもあり、最初から緊張せず接してくれました。

今回はデザイナーである志賀がプロトタイプを製作してきたので試着してもらいました。

元気の良い女の子が色々と気にせず思うがままに動ける良い服の形だと思います。

写真はこちら→http://sen-i07.blogspot.com/2007/06/blog-post_1161.html

ななちゃんも気に入ってくれたようで何よりです。

まだまだ改善の余地はあるけれど、デザイナーの志賀も徐々に方向がつかめてきた感じでした。

人が喜ぶ姿はいつ見ても良いものですね。

Camara*Pistachio

あびこ ななちゃん #2

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モデルさんについて  あびこなな
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これまでの経緯
ⅰ (Designer) あびこなな #1
   (Camera) あびこなな #1(同行カメラマン)
ⅱ (Camera) あびこなな #2(同行カメラマン)
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ななちゃんは鉄棒が得意なのですが、
この間遊んだ時に、スカートでも気にせずぐるぐる回っていました。

元気なのはとってもいいですが、下着が見えてしまうのはあまりよくないことです。
一応下着の上に、ブルマをはいているようなのですが、
「スカートの中身が見える」事自体が問題なのでは?と考え、
「下着の見えないスカート」を製作し、ななちゃんに着てもらいました。


一見、バルーンスカートのように見えますが…



実は、パンツの形をしています。

裾をももの方に上げれば、スカートになります。

これなら下着が見えることもないし、元気よく遊べます。

スカートはこの形を元に考えていきたいと思います。

作った服で、たくさんあそんでくれるといいな。

20070608

淵岡 優子先生 #1

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モデルさんについて 淵岡 優子先生
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淵岡先生は小さいころお世話になったバイオリンの先生。

湘南の鵠沼海岸の先生のご実家の側の
海の見えるカフェにて対談。


今、妊娠7ヶ月だという先生は
赤ちゃんがおなかにいるせいか
柔らかく穏やかな表情をされていて、

それが印象的でした。


対談ではUDPの趣旨を伝えることがメインになったこともあり、
先生の生活の様子はあまり聞き出すことができませんでした。


わかったことは.......

バイオリンを教えるために、生徒さんのお家まで通っていること。
電車に乗ったり、スケジュールも過密で妊娠中だが忙しく働いていること。

そんな中でも、ゆったりした時間を持つようにこころがけたり
食事にたっぷり時間を使っていること。



生活を豊かにするような、はっとしたアイディアは思いつかないけれど、

先生の凛とした雰囲気と、穏やかな表情に似合うような洋服を作りたいと感じた。

妊婦ということから、方向としてはマタニティウェアだと思います。

ミーティング 6/7

公平さんについて、先日の案をみんなの前で発表してみました。(公平さん  #2)


そこで出た意見のひとつに、

せっかく物を入れる場所が決まっているのだから、それを生かすようなデザインをすればいいのでは?

というものがありました。
確かにそうです。

それは、機能面についても、装飾面についても言えることだと思います。
決まった位置にいつも決まったものを出し入れするのだから、当然そのものに最適の出し入れしやすい形があるでしょう。
装飾面を考えても、決まったものを入れるから現れてくる形や柄があればいいと思います。

検討の余地大です。

20070607

ミーティング 6/7

 今日は、この間りーしんとお話した、服にタイムカプセルという時間軸をもたせることについて発表しました。

 アイディアに対するみんなの反応はよかったですが、現実問題として、どのような素材だったり、どのような加工だったりをしなくてはいけないのかということは、まだまだ調べなくてはいけません。写真は今のところ、プリントするしか方法がありません。

 また、タイムカプセルをいかに開けるかということについて、意見をもらいました。

 例えば、その服を着る人が、将来妊娠をするとします。当然、妊娠すると体のかたちが変わるので、服もその変化に応じなくてはなりません。

 その変化の際に、あらかじめ隠されていた写真が、サイズの変化とともに出現するというのがアイディアです。

 人生には節目というものがあります。そして、その節目に人は写真を撮ることが多いです。そんなときに、昔の写真がふと出てきたら、心に響きますね。

 こんな風に、その人の人生の節目と合わせて考えるのは新しい発見でした!

ミーティング 6/7

今日のミーティングはあゆみさんの紹介と

“古くなっても使える”  または  “壊れても直せる服”
を考えていることを話ました。



 あゆみさんとの2回の対談のなかで

・古びた感じや、古いものが好きそうなこと
・友達にもらったリュックを壊れても直して使っていること

  が印象に残ったからです。



それに、まだ彼女のことは分からないことばっかりだけど
なんだかもっと仲良くなれそうな気がします。

あゆみさんもそう思ってくれていたら、
わたしが作った服を壊れても、直して着てくれるかもしれない

あのリュックみたいに




その案にはもっと具体的に考えようということだったのですが

他にも指摘が。

・仲良くなりすぎるとやり方によっては、わたしが提案したものを何でも受け入れてしまうんじゃないか
・それではコミュニケーションしてデザインすることにならないのではないか



そう…か。
そんなこと考えていなかった。


ちゃんと見失わないように、“あゆみさんが”本当によろこんでくれる服を探そうとおもいます。

20070605

公平さん #2

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モデルさんについて 公平さん
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これまでの経緯
ⅰ)公平さん  #1
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彼はいつもヘッドホンを頭につけています。
踊れない時でも音を聞いて、ダンスをイメージしているんだろうな。



今日はもうひとつ、彼の私生活についての発見がありました。
彼の毎日の持ち物。

財布に携帯電話、目薬、そしてiPod。
しかもジーンズのポケットにそれらを入れる、その場所も決まっているんです。

前ポケットは、右に携帯電話、左にiPod。
後ろポケットは右に目薬、左に財布。

ダンスするときにはそれらはポケットから出すらしいけど、普段着を作る上で、やっぱり使いやすさを考えなければならない。

そのポケットに対する公平さんが抱く不満は、
座る時に後ろポケットのものが邪魔で座りにくいということ。
それから、後ろポケットって物が入っているとパンパンになってしまって、見た目も良くないですよね。
どうにかならないかな。

この問題を解決するデザインを作りたいね。

二人の考えは一致しました。以下、解決策の案です。


>座りにくさについて。
ポケットが、座ったときお尻と椅子面が接する部分に丁度位置しているからいけないのではないか。
それなら椅子面と接しない部分にポケットがついていればよい。

>物を入れたときの見かけの悪さについて。
まず、ポケットが平面で、そこ無理矢理ものを押し込むから物の輪郭が外に現れてしまう。
そこで、ポケット自体を大きくしてしまい、輪郭が目立たないようにする、というやり方があると思います。

この要素を踏まえて、試作してみます。

公平さん #2 (同行カメラマン)

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これまでの経緯↓
(Designer*Side)
http://sen-i07.blogspot.com/2007/09/blog-post_16.html
http://sen-i07.blogspot.com/2007/05/k1st.html
http://sen-i07.blogspot.com/2007/06/k2nd.html
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ボクは本日始めて、かの有名なT大学に足を踏み入れました。

何故ならそこでモデルさんと会う約束をしていたからです。

モデルの彼は3年生で文化人類学に興味があるとのことです。

加えて彼はダンスをやっているらしく、がっしりした体格の持ち主でした。

ダンサーというのは踊っていて楽しいのはもちろんのことですが、“自分の身体という媒体を用いて何かを表現するアーティスト”とボクは考えています。

そして踊る際の服装がダンサーの身体の動きをより際立たせてくれるようなものであったならば、ダンサーとしても表現をしやすいと思うし、観客側もその表現を受け取りやすいのではないか、と。

もちろんダンスというのは衣服によって決まるものではないと思いますが、衣服がその手助けをしてくれたらデザイナーとしても嬉しいですよね。

ダンサーの動きを束縛しない動きやすいものであるのは大前提として、動きを美しく見せてくれる服、見ていて美しい服・・・まずはそういったものを目指せばいいのかな、と一人考えながら帰宅しました。

Camara*Pistachio

20070604

鈴木 歩さん #2 (同行カメラマン)

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これまでの経緯↓
(Designer*Side)
http://sen-i07.blogspot.com/2007/05/blog-post_28.html
http://sen-i07.blogspot.com/2007/08/blog-post_06.html
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本日はデザイナーの由利さんとそのモデルを勤めていただく歩さんとお会いしました。

集合したのち由利さん宅へ。写真はその道中のものです。

歩さんはカメラを真剣にやっているらしく、将来のことも視野に入れているとか。

やはりカメラには詳しく色々と参考になりましたね。

彼女はとても明るいのだけれど、どこか透き通っていて透明感漂う人物です。

一人称が“ボク”であるところも素敵でした。

常にカメラと共にある彼女にはいったいどんな服が出来上がるのかな?

カメラを持つ人にとって嬉しい服をとりあえず考えてみるのが良いかもしれませんね。

ボクもカメラを持つ身としてはとても気になるところであります。

Camara*Pistachio

鈴木 歩さん #2

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モデルさんについて 鈴木 歩さん
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これまでの経緯
ⅰ)鈴木 歩さん #1
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きょうは一緒にお昼ごはんを食べようと
あゆみさんとカメラマンの徳竹くんを家に招待しました。


11時に駅に集合。
しかし、彼女から遅れてしまいそうだと連絡が。

カメラを忘れてしまったそうです


いつも持ち歩いているし、カメラはやっぱり大切なものなんだ



その後家でちょっとお話を

リュックを壊れても直して使っている事は(1)でも書きましたが
ヘッドフォンなども古いものをずっと使っているそうです。

今日つけていたヘアゴムも、小学生の時から使っているとか…


古いものに魅力を感じるのでしょうか?



だったら服もぴかぴかしたものじゃないほうが良いだろう

“直して使う”ということを当たり前にしているなら
服にも“直せる”という要素を入れてみたらどうかな…


わたしがそんな事を考えたり
「まぁ食べれる」程度のチャーハンを作ったりしている間、

あゆみさんは寝転がったり、自由に動き回っていました。
わたしの家が気に入ってくれたようです。よかった◯


“動きやすさ”も必要かな?

藤本先生 #2

モデルさんについて 藤本先生 

これまでの経緯
ⅰ)藤本先生 #1
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モデルさんとしての先生と初対談

学校の中の先生がいつもお仕事をしている部屋にお邪魔した。


先生はいろいろなことを話してくれた

仕事の捉え方のこと
青春の頃はブランド物が好きだったこと
0nと0ffのこと
機能性について



「0nと0ffのこと」は仕事とプライベートのこと。
運動の先生なので、一般的なサラリーマンとくらべると仕事着もカジュアルで良いのだが
先生は服をきっちり分けるらしい。

0nは衿がついているもの。ちゃんとしてみえて、動作に支障がないもの
0ffは衿なし、短パン

プライベートを大切にしているらしいから、そうやって気持ちも区切るのかな。


あと
機能性に優れたものが好きらしいです
そういうものを美しいと感じるそう



これは先生の服を考えるのにかかせないポイントみたいです。

20070603

鈴木 歩さんについて

□名前 鈴木 歩
□年齢 22才
□住所 東京の西の方
□職業 大学院生(写真専攻)
□趣味 音楽鑑賞、マイクで電車の音を採ること


着眼点
歩さんは大学、大学院と写真をやってきており、写真が生活の一部です。
また、ふだんから個性的な服装をしていて、好みの方向がしっかりしています。
古いものや、かわいいものを愛します。

ものを作ったり直したりするのを自然と出来る人なので、洋服にも生かしたいと思います。

また、雨の日の撮影が大変なようでレインコートが欲しいそう。
荷物が多く、しかも良く動く彼女に適したものを考えます。

20070602

りーしん #4

 モデルさんについて りーしん

 これまでの経緯
 ⅰ)りーしん #1

 ⅱ)りーしん #2

 ⅲ)りーしん #3

 6月2日。前回服における時間軸のお話がでましたが、そのことを踏まえて、りーしんとお話しました。

 今日のお話はりーしんの
 
 「服から写真が浮き出てくればいいのに。」
 
 という一言がすべてでした。その言葉に対して、僕は服自体をタイムカプセルにしてしまえばいいんじゃないかと思ったのです。一定の期間が経ってから服の中から写真が何らかの形で可視化するようなデザインです。

 りーしんはかつて両親に、自分の小さい頃の写真や、両親の新婚時代の写真をアルバムにきれいにまとめてプレゼントしたことがあって、それをもらった両親は感動して思わず泣いてしまったそうです。

 そんなエピソードもあって、服にタイムカプセルという時間軸をもたせるのはおもしろいと思います。その服ができたとき、その人が何を写真に収めていたか。写真は撮る人の個性がにじみ出ます。服に写真が浮かんできたときに、その人が写真を撮った当時のことを思い出すことができるということは素晴らしいことではないでしょうか。

 服に写真を取り込むことがその人の生活における物理的な問題解決にはならないとは思いますが、その人の精神的な部分を大きく動かすという点でいいデザインなんじゃないかなと思いました。

松本 啓子さんについて

□名前  松本啓子

□年齢  53

□住まい 神奈川県

□職業  カウンセラー、講師
     
     一昨年、大腸癌を煩うも
     手術を経て現在 寛快。

     仕事を続けている。

□着目点 手術による体力低下から
     体温調節機能が弱くなる。

     講演の際の冷房を、極端に寒いと感じる。

     私(デザイナー)の母親。
     母に贈るものとしての意味合いも込めたい。
     

□趣味  太極拳

佐藤 裕里さんについて


□名前  佐藤裕里

□年齢  21

□住まい 都内(三重県出身)

□職業  学生。
     大学で服飾を勉強中。
     私(デザイナー)と同級生。


□着目点 物をなくす。
     
     外見や仕草への美意識が高い。
     

□趣味  読書。話すときに村上春樹がよく引用される。

     お酒。ジンやウイスキーが好き。     

淵岡 優子先生について


□名前  淵岡優子

□年齢  30代前半

□住まい 神奈川県

□職業  バイオリン教師
     
     七月に男の子を出産

     育児をしながら、教師を続けている。


□着目点 完全授乳で授乳をしている。

     コンサート鑑賞をするためのシックな
     授乳服や、マタニティがないと言っている。

     私(デザイナー)のバイオリンの先生です

□趣味  ジョギング

峯岸 麻衣さんについて

□名前    峯岸麻衣

□年齢    21

□住まい   郊外

□職業    学生(環境について勉強中)

□着目点   肩幅があり、太ももが太いと
       本人が気にしているところ。
     
       女っぽさが表立つ洋服が苦手。
      (例えばスカートや襟ぐりの大きい服)

□趣味    散歩、読書
       マンガ好きという一面も。

20070601

about Sen-i

繊維研究会は1949年に設立以来、服飾を中心に繊維産業の研究を行い、1998年からは企画・運営・服の製作へと活動の範囲を広げ、その発表として毎年ファッションショーを行ってまいりました。

ファッションショーを初めて今年で10年目になります。

繊維研究会のデザイナーは総合大学に通いながら、ダブルスクールや独学を通じてファッションデザインを学んでいる者を中心に構成されています。

また、繊維研究会OBは様々な分野で活躍しており、ファッション業界ではTOKYO RIPPER、CANDY ROCK、Ka na ta,などのブランドを立ち上げ、活躍しています。