20070609

りーしん #5


 モデルさんについて りーしんについて

 これまでの経緯
 ⅰ)りーしん #1

 ⅱ)りーしん #2

 ⅲ)りーしん #3

 ⅳ)りーしん #4

 6月9日。今日もまたまたuna camera livera
で、りーしんに会いました。この日はりーしんの趣味である写真についてお話しました。
 彼女にとって写真とはどのような意味をもつかということは、彼女の生活を考える上でとても重要だと思ったからです。
 
 りーしんは写真を撮る際の対象は「人」であることが多いと言います。人を撮るということで、アンリ・カルティエ=ブレッソンは好きな写真家の一人みたいです。ちなみに僕は人を撮る写真家ではアウグスト=ザンダーが好きです。では、りーしんはなぜ人を撮るのかきいてみました。
  
 すると、彼女は、カメラを通して「人」を理解すると言いました。りーしんは人見知りするタイプで、自分と他人との距離を縮めるのがカメラなのです。つまり、彼女にとってカメラは人とのコミュニケーションの1つの手段だったのです。
 
 また、りーしんは写真に対してもう1つの側面をもっていました。それは、写真を撮ることによって、自分の存在を確認するということです。写真は同じカメラを使って同じ対象を撮っても、まったく同じ写真が生まれることはないと思います。その人のシャッターを押すタイミングなど、様々な要素が絡み合ってその人の個性をもった写真ができます。その写真は、撮った人がそのときにそこに存在していたということを証明してくれます。生きていることを実感するのとしないのとでは、生活はとても変わってしまうのではないでしょうか。その意味でも彼女にとって写真は不可欠なものでした。

 今回は、服についてのお話がほとんどできなかったのですが、りーしんと写真の関わりを少し知ることができたので、彼女の生活の生の部分に少し触れることができた気がします。

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