20071120

Sen-i × UDP Fashion Show 07

11月18日、六本木泉ガーデンギャラリーにてむかえたShow本番。
3回の公演それぞれにたくさんのお客様が足を運んでくださいました。


今回はShowのあとに3回とも、実際モデルの着ていた服の展示を行いました。
そこでは服と一緒に、パンフレットに載っていないモデルと服の紹介資料も用意。


お客様の中には、展示会で実際の服や資料をご覧になり

「なぜこの服が生まれたのか」

など、経緯について尋ねる方が何人もいらっしゃいました。


服の説明に納得する方もいれば、その説明に対してまた質問される方も。
そして私たちデザイナーは改めてそのデザインについて考えるのです。


モデルさんとの対話、そしてSen-iメンバーのミーティングを経て、一応の形となり発表された服たち。
展示会で、この服を媒介としてまたデザイナーと生活者(=お客様)との対話が生まれました。

展示会の本当の意味はここにあったと思います。



「生活者に必要な、美しいデザインを生み出したい。」



服の作り手を目指す、今の私の思いです。





最後になりましたが、今回私のモデルを引き受けてくださった石井さん、高橋さん、公平さん、Showの企画、運営を引っ張っていってくれたSen-iのメンバー、"Sen-i × UDP Fashion Show 07" に協力してくださったすべての人に感謝します。本当にありがとうございました。

ショーが終わり

SHOWが終わって二日経ち、とりあえず落ち着いたのでブログ更新します。

本当はSHOW当日の舞台裏をリポートしようと思ったけど、誰か他の人が書くだろうしあまり細かく覚えていないので書けません

たぶんあまりの寝不足だったからだろう 笑


じゃあ何を書こうかな

ここはやはり「僕のこの三年間を振り返る」類いのものを書いてみますか



入ったいきさつは別のサークルの先輩に紹介されたからだ

ずっと洋服には興味があり服飾系のサークルを探していた僕にとっては本当にいいタイミングだった

次の日、期待を胸に部室の扉を叩いた

しかし、何の返答もないのでその日は諦めて帰ろうとした。しかし、その時「入りたいの?」と声を掛けられた

どうやらその人はこのサークルの先輩で部室を案内され、サークルの活動について説明を受けた

すでに、繊維研究会に入ることを固く決めていた僕はそんなサークル活動の説明をなあなあに聞いて

ひたすらその人の「人物観察」に走った

彼は3年生で、服を作っているらしい

スカーフ地の女性ものと思われる柄のシャツに小豆色のジャージに、つっかけ

そのシャツは大阪に行った際購入し、ジャージは高校時代、部活で愛用していたものと判明

部室に流れる音楽はヒップホップ

その先輩とは今回モデルで出ていただいた元井さんであった

しかし、二年後にも、こんな「人物観察」をしているなんて思いもよりませんでしたね

そこで数日後に行われるという新入生歓迎コンパに行くことになった

コンパ当日、高田馬場駅ロータリーに集合

大体予想はしていたがおしゃれキッズとおしゃれガール達が一杯いた

おしゃれに目覚めて以来、自分はかなり傾いた格好してきたし、洋服の知識もそうそう負けないという自負はあったがそれは、この日、儚くも打ち崩された


男なのにスカートを履いちゃう人、ディオールしか着ない人、僕の着ている服をどこのブランドでいつ売られたかまで言い当ててくる人 etc 他おしゃれ小僧多数


こんなところで自分がやっていけるか本気で怖くなった

当時、制作・演出・渉外・モデル管理と4つの班があったが、僕はどうしても服を作りたかったので制作班に入ることを決めた

僕らの代は人数が多かったため2、3年生のショーとは別に「1年ショー」というのが別個に設けられてそれに向けて僕ら一年生だけでそれを運営していく形が取られた

そのテーマ決めをする際、僕はまた頭を悩ませた。当時の僕には考えうる範疇にはないことを言い出す人がいたからだ

ダダイズムがどうとか抽象芸術を語る人、人の心にはベールが掛かっていてそれを服で表現したいという人、鳥葬というチベット仏教の埋葬をプッシュする人 etcその他よくわからないもの多数

確かこのとき僕は恥ずかしながら「犯罪者」というテーマにしたいと、言っていた気がする

まあ今では自分のなりが犯罪者のそれに近づきつつあるのも何かの縁であり、この三年間の大きな成長だとは思いますが

結局、テーマは「犯罪者」で・・・・・・・・・・・・・・・・はなく「鳥葬」に決まり、一年ショーが始まった


と、こんな僕のサークル活動が始まって二ヶ月も経たないところまで書いたところで書くのがもめんどくさくなりました



つまり、こんな極度のめんどくさがり屋の僕が三年間このサークルを続け、今この文章を書いていることが「きっとそう言うことなんだろう」と思います

最後は奥田民夫風に白けた感じで占めてみましたが、本当にいい仲間と出会い、今年一年、UDPに参加できたことを感謝しきってもしきれないほどに感謝しています

そしてこの場を借りて、繊維研究会のメンバーと今回、僕のモデルとして出ていただいた吾郷さん、紀元さん、元井さんと他のモデルの皆さん、この企画に携わっていただいたすべての方にお礼を言わなくてはなりません。



では皆さんいい日旅立ち VON VOYAGE 笑

岡田春輝 #after the show 1

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モデルさんについて
岡田春輝
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これまでの経緯
ⅰ)岡田春輝 #1
ⅱ)岡田春輝 #2
ⅲ)岡田春輝 #3
ⅳ)岡田春輝 #4
ⅴ)岡田春輝 #5
ⅵ)岡田春輝 #6
ⅶ)岡田春輝 #7
ⅷ)岡田春輝 #8
ⅸ)岡田春輝 #9
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モデルさんや多くの方の協力のおかげで、無事にファッションショーを終えることが出来ました。
しかし、僕らの考えてきたデザインはここで終わりではありません。一人一人の生活の中にある“デザインのかけら”を紡いで出来た服は、生活の中で着てもらうことで改めてその意味を感じ、確かめることが出来るのだと思います。修正すべき点や新たに気づくことも多いでしょう。これからもその一つ一つを楽しみに眺めていきたいと思います。



20071119

空想生活へのデザイン提案

11.18 Fashion Showに出展した衣服を空想生活へ提案しています。

20071116

体力仕事 11/16


男女問わず体力仕事をみんながしてくれています。

一年生も二年のみんなも、
空き時間にあつまってパンフレットを徹夜で製作したり
釘を打ったりしています。

とうとう明後日になったショーは、
半分以上がデザイナー以外のスタッフのおかげだなと
個人的に思っています。

本当にありがとうございます。

ミーティング 11/15

今日はShow前最後のミーティング。ミーティングという題でこのブログを書くのも最後になりました。

みんながみんな睡眠もろくにとらず、最後の準備に取り掛かっています。

僕は、最近はいつもShowの風景を頭に思い描いてます。特に、本番中のバックステージを。今からどきどきそわそわしています。

3年間sen-iでいろいろなことを学びました。sen-iに入っていなかったら、きっと今頃は普通に就職して、服なんて作ってなかったと思います。はじめてミシンをまともに使った頃を思い出します。何も作れなくて、才能がないと思ったことも何度もあります。でも、諦めなかったから今はある程度の服を作れるようになりました。

これもsen-iの仲間達のおかげだと思います。

残りわずかな時間を全力でShowのためにささげます。

20071115

ミーティング 11/15

とうとう今日で最後のミーティングになりました。



閉館過ぎまで残っていて、警備員さんに怒られながらみんなで学館を出ました。

ショーの準備であわただしく、
「最後」ということにしみじみしていたのは、
デザイナーの大澤さんぐらいかな。笑

色々な人に本当に協力してもらっています。

あと少し、全力を尽くしていこうと思います。