20070531

ミーティング 5/31

今回のミーティングは 基信くんの紹介だけ。
基信くんのおうちに遊びにいって、そこであったこと、話したこと(→基信くん #1 )を紙に書いて整理してみました。
まだ自分でも基信くんがどういう子なのか分からないし、まだ分からなくていいんだと思います。



デザイナーの志賀もモデルに子供がいるんだけど、そこで
「子供の可能性を潰さない服」
と言っていた。


うーん、なるほど。


子供の可能性、か。
 子供の可能性ってなんだ?


 
  【子供】 は   遊ぶ 学ぶ 反抗する 怒られる 教えられる 覚える  
          けんかして 仲直り  
         教育 成長 おおきくなったら何になる?



子供の可能性っていうか、子供が可能性そのもの?

あぁ ちょっと分からない。頭冷やして考え直そう。
        

20070529

公平さん #1

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モデルさんについて 公平さん
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T大学の3年生。ダンスサークルでpopをやっていた男性です。
今はサークルは引退したけど、popは公平さんの生活の一部。


「ダンス・・何ていうか


 しゃべるよりダンスやったほうが自分のことわかってもらえるんだよね。」


そんなことをさらっと言ってしまえる。それが公平さんです。


彼は「超感覚」に興味があるそうです。
言葉では説明できない感覚。
ダンスで表現する時も目を閉じて、感覚に任せて踊ることを意識しているとか。



彼とは、大学での話や、家での話、いろいろなことを話しました。
そのそれぞれで、彼は多くの話題を持っていました。

けれど私が感じたのは、
彼の話のほとんどが、ダンスにつながっているということ。

先の超感覚の話だって、彼の興味がある学問、文化人類学について話すうちに出てきた言葉なのです。

ダンスが彼の生活の多くの割合を占めているもの、
彼はダンスあっての彼だから、
やっぱり普段着として
いつでも踊れる服を作りたい。

そんなことを感じた時間でした。



     
     

基信くん #1



モデルさんについて 基信くん 


基信くんは小学生の男の子 。
モデルさんとして協力してもらうことになってから最初の対面は基信くんの家にお邪魔しました。

そこは東京の23区ではないところで、おおきな公園があったりフェンスの根元にたんぽぽが咲いていたり。
そんなところに建つマンションがその子の家。

4人兄弟で上から お兄ちゃん、お姉ちゃん、基信くん、妹 。
今日はお兄ちゃんは不在。



お母さんが晩ご飯の準備をしている間、仲良くなるべく交流を図る

わたし:「図工が得意なんでしょ?何か作ったもの見せてほしいな」
くんくん:「お母さん、ぼくが作ったヘリコプターは?どこにあるの?」
お母さん:「あ!あれ◯◯(親戚の子?)が壊しちゃったから捨てちゃったよ!」

その言葉を聞くと、彼はまさに“ガーン”という顔をした

代わりにねんどのハリネズミを持って来てくれる。ハリネズミなのにとげがカラフルで可愛い。



ところで、わたしは親戚が少なくて今まで年の離れた子と触れ合う機会がなかった。だから、正直 小学生くらいの子となんてどう接して良いのか分からなくって、どういう風に話したら良いのか分からなくて(赤ちゃん言葉な訳ないけど、おとなに話すのといっしょでもないでしょ?)いま思えば、かなりぎこちなかったと思う。


あとわかったことは

一番好きな色は青で、二番目は黄色

彼のランドセルは群青色   お姉ちゃんは深緑で妹はピンク
最近の小学生は本当にみんな違う色のランドセルなんだ。

宿題はみんながいる部屋の床の上でする



わたし:「みんなおうちの中では裸足なんだね」
くんくん:「靴下は滑るから」妹:「すべるから」
部屋の中でもひっきりなしに動き続けるから、靴下は滑って危ないらしい




日が沈むと このおうちはオレンジ色の電気がつく。
10時ころ、くんくんの叔母でわたしの友人も加わって みんなでごはん。

お皿に手を添えなさい とお母さんが注意する
……わたしも気をつけないと


ごはんの途中で席を立ってしまった子に お母さんが「まだ野菜食べてないじゃない」
………わたしも気をつけないと こどもの前で変なことはできない



ごはんを食べ終わると彼はソファの上で眠ってしまった。
終電の時間になったのでわたしもここでおいとますることに。







すこしは仲良くなれたかな。
ここから、何がみつかるのかな。

20070528

鈴木 歩さん #1

モデルさんについて 鈴木 歩さん
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あゆみさんと
モデルとしてはじめての対談は下北沢のカフェで

彼女とは顔見知りでしたが
こうやって一対一でお話するのははじめて かも


大学で写真を勉強し、現在は大学院でも学んでいるそうです。
今日もカメラを首からかけていました





お話しは主に写真のことになるのかなと思っていましたが
案外そんなこともなく、色々なことを話してくれました


・音楽が一番好きなこと
・趣味の会う人がいなくてもひとりでライブに行くこと
・マイクで電車の音を採る趣味があること
・もらい物のリュックを壊れても直して使っていること
・ねこが好きなこと




カフェを出て、ちょっとお散歩へ


一緒に古着屋さんを見て回ったりして
彼女の趣味がちょっとだけ分かった かな?

ちょっと変わった感じのものが好きという印象を受けたけど。合ってるかな


もっと彼女のことを知って
いろいろ拾っていきたいです

公平さんについて

□名前 梯公平

□年齢 22歳

□住まい 都内マンションの一室

□職業 大学3年生

□趣味 ダンス、読書

□彼の紹介 都内の大学に通う梯公平さん。大学で勉学に励む一方、ダンスサークルに入ったのをきっかけに、今はポップダンスにはまり込んでいます。ダンスは彼の生活の一部。何をするにも、体は自然とリズムを刻んでいます。

□服制作の着眼点 今回の梯公平さんの服は、「踊れる普段着」。彼の普段着はだいたいTシャツにジーンズです。ダンサーは足を開く動作が多いのですが、固い素材のデニムではなかなか足が開きにくいです。そこで股上に切り替えを入れ、足の開閉がより楽なジーンズを考えました。また彼は、ジーンズの後ろポケットに財布を 入れるのが常なのですが、お尻に財布があるとごわついて座りづらい。そこでその解決のため後ろポケットの位置を下げ、かつ前ポケットとつなげて中身の移動できるものを作りました。
公平さんはいつも音楽を聴いています。頭のヘッドホンと前ポケットのiPodをつなぐコード。いつもつけているものだから、もうそれが公平さんのファッションの一部となっている。ならばいっそのことTシャツの柄としても取り込んでしまおう。Tシャツに入った刺繍は、そんな考えからつけたものです。

20070526

りーしん #3


 モデルさんについて りーしん

 これまでの経緯
 ⅰ)りーしん #1
 
 ⅱ)りーしん #2


 5月26日。今日も近所のカフェでりーしんに会いました。

 りーしんはいつもI-Podで音楽を聴いています。僕も音楽がとても好きなので、この日はミュージシャンとか音楽についての雑談で始まりました。

 この日の数日前に、僕は音楽を聴く人の為にTシャツをデザインしたので、それを試しにりーしんにプレゼントすると、彼女はとても気に入ってくれました。

 どのようなTシャツかというと、首のところにイヤホンが引っ掛けられるので、イヤホンが絡まることはないし、丸めてバッグなどにしまう必要もないのです。イヤホンが絡まったりしてイヤホンが壊れるという話はよく聞きます。まだ改善の余地はありますが、Tシャツのデザインを少し変えるだけでその問題を解決できることが発見できて、とりあえず満足しました。

※このTシャツは、「イヤホンに優しい服」という名前で空想無印のサイトにアップしてあります。

 

20070525

灘波 寿行さん #2

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これまでの経緯
ⅰ)灘波 寿行さん #1
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前回の続きで、どういう服が欲しいかというところから始まりました。
仕事着で、私服としても使えるもの。
灘波さんの生活がどういうものかまだよくわからないので、
今回は灘波さんには自分のクセや好きなものを箇条書きにしてもらい、
また、長年の付き合いがある小澤さん(彼女さん)と一緒に
お互いの目線からも書いてもらいました。


自他ともに認める完璧主義者で、
一定の規則を持って生活しているみたいです。

・カバンはどこに行くにも絶対に持つ。左の肩にかける。
・仕事中は長袖
・どのポケットに何が入るか決まっている
・掃除はするが、洗い物はしない。
・整理整頓されていないところで生活するとイライラする。


性格や、生い立ちなども多少書いてもらったので一部載せます。
・小さい頃から石を見ていて、好きだった。小さい頃から、
 きれいな石を集めていた。なので石を扱うこの仕事に就くときも
 違和感はなかった。(補足:灘波さんの勤め先は、大理石を
 中心に扱っています。)
・我慢強い
・愚痴を言わない
・自分の意見は言う


ここに掲載したのはごく一部なのですが、
やり終わって少し話したのが、あまり服に結びつきそうもない
内容になってしまったかな、と。
モノを作る以上、無駄になる情報も多くあると思いますが、
あまりあってもいけないので気をつけたいです。

あと、服に関しては作業服というものをあまり知らないので、
実際に着てみて何か拾えたらと思います。 

20070519

あびこ ななちゃん ♯1 (同行カメラマン)

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これまでの経緯↓
(Designer*Side)
http://sen-i07.blogspot.com/2007/04/blog-post_01.html
http://sen-i07.blogspot.com/2007/05/abiko.html
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志賀ちゃんのモデルさんのななちゃんに会いに行きました。

知り合いの妹なんですが、姉よりもしっかりしているかもしれませんね。

彼女は若いです。

なぜならまだ小学生だから。

天気も良かったので公園でお話しさせてもらいました。

この日は志賀ちゃんと彼女は好きな色など、簡単な話をしていました。

ボクは最初、「少しおとなしい子」という印象を受けたのですが、それが間違いであることに後々気づくのでした。

数分後、彼女はニコニコしながら元気いっぱいに走り回っていました。

女の子で稀に見る運動神経の良さだと思います。



帰り際に「さようなら。」と挨拶されました。

まだ少し壁があるかな?



動くのに邪魔になる服は動いている彼女にとって、いわば“拘束具”のようなもの。

若い翼を伸び伸びと羽ばたかせることのできる服があれば彼女はもっと自由に飛びまわれるんじゃないのかな。

Camara*Pistachio

あびこ ななちゃん #1

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モデルさんについて あびこななちゃん
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これまでの経緯
ⅰ) (Camera) あびこななちゃん #1(同行カメラマン)
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モデルを依頼しに、友人の妹のあびこななちゃんに会ってきました。

やっぱり最初はなかなか話してはくれなかったけど、
歩き方が小学生にしてはかっこよくて、お願いしよう!!と決心しました。



公園でお話をしたんですが、

楽しそうにお菓子を食べるのを見ると、小学生らしさが感じられました。

たくさん持っていってよかった!!



得意なことの話を聞いてみると、運動神経がいい事がわかりました。

一輪車にも乗れるし、

ブランコもブンブン乗るし、

鉄棒も空中逆上がりができるし、

リレーの選手だし…

ダンスも習っているので、人前に出るのは慣れているそうです。

子供の場合、ショーのことを考えると、このことは重要なので一安心。



もう一つ、わかったことは犬が好きだということ。


この絵は、あびこなな画伯が書いた、ペットのオリバー(ダックスフント)

将来獣医さんになりたいと思うほど犬好きなようです。

動くのが好きなことと、犬好きなことから何かを考えていこうと思います!

Kさん #1

 モデルさんについて Kさん
 

 5月19日。僕のモデルを依頼したのは、ハンチングがお似合いの近所の日替わりカフェuna camera liveraの店員のKさんです。Kさんは土曜日担当で、ご自分で燻製を作ってメニューにしています。コーヒーをいれるのも、一杯のコーヒーに最初から最後までつきっきりというこだわりがあります。

 Kさんは北海道出身の26歳。様々な趣味をお持ちで、とても驚いてしまいました。土曜以外にも別のカフェをされていたり、朝早く起きてパンの勉強、ギター、絵で一週間が休みなく終わってしまうそうです。そんなばたばたとした毎日を過ごしているKさんが着ているシャツとジーンズはくたくたですが、Kさんにとてもなじんでいました。彼がきているのはそれ自体が主張するのではなく、人を引き立てる服なんだなと感じました。

 今日Kさんとお話をして印象に残った言葉が2つあります。

 ・生活にお金は必要だけど、お金がないと生きていけない生活はしたくない

 ・1つの仕事のプロになるのは不幸

 この二つの言葉は彼の生き方をまさに表す言葉で、とても重要なキーワードです。このことを前提に、とても密度の濃い1週間を過ごす彼の生活を服でデザインしていきたいと思います。

りーしん #2

 モデルさんについて りーしん

 これまでの経緯
 ⅰ)りーしん #1

 今日はKさんに会う前に、りーしんにConcept Design* Isogai Takuyaと近所のカフェuna camera liveraで会いました。ちなみにこのカフェでKさんは働いています。

 以前、りーしんは水が好きだと言っていました。

 僕は女性に服を作るのが初めてだったので練習の意味でも早速ノースリーブのシャツを作ってみました。日暮里の岩瀬商店という生地屋さんでたまたまアクアな感じのかわいい生地を発見してモチベーションが上がったからです。岩瀬商店は特に刺繍などがされている凝ったかわいい生地が豊富で、僕はよく足を運びます。

 着てもらうと、サイズ的には少し大きかったのですが、初めて作ったわりにはまあまあな印象です。問題解決の服ではないですが、とりあえずレディースを作るというので第一歩を踏み出せた気がします。

 3人では洋服の時間軸の話をしました。洋服に時間軸があれば、もっと洋服を大切にするし、人為的な流行なんていうものは生まれにくいと思います。

 そこで、拓也が自分はリュックサックを背負うからシャツなどの背中が毛玉になるのがいやであることを言いました。拓也のリュックサックはりーしんではカメラです。彼女はカメラを方から掛けるので、腰の辺りがよく擦れるそうです。

 擦れる場合は強化するという発想が一般的だと思いますが、3人で話したのは全く逆の発想で、例えば、逆に擦れることによって柄が見えてきたらおもしろいんじゃないかということです。

 柄が見えるのであれば、その状態になるまで楽しみに着ると思います。少なくとも半年で終わるようなトレンドには左右されません。

 柄以外にも時間軸を含むようなデザインを考えられたらなと感じたのでした。

20070518

灘波 寿行さん #1


ナンバ ヒサユキさんと読みます。

この方は石に関する建築資材の事務所に勤めている方で、

現場の職人の方たちの手配をしたり、指示を出す仕事だそうです。

実家も石材に関する仕事を営んでいます。

もともとの知り合いということもあったのですが、

石に対する思い入れはすごく、

石の話になると2,3時間は止まりません。

幼少から、灘波さんは作業服をずっと見てきました。

現在は着る立場になり、作業服という仕事に特化したこの服に対し、

便利な面と不便な面が見えていると言います。



・管理者としての立場で、外部との交渉もあるのでスーツが望ましい


・現場に行く時は、汚れたり、傷ついてもいいように作業服を着る


・作業服を着る機会のほうが多いが、現場でクライアントと会うこともあるので作業服の下にネクタイとシャツ。


・安全性の観点から、夏の炎天下も長袖。生地がしっかりしているので暑い。


・色のバリエーションがおかしい。(変な色が多い)


・ヘルメットのやり場に困る

おしゃれ作業服を作るのではないという意志を伝えて、

今回は終電の時間が来てしまいました。

ユニフォームを作るのではなく、

私服としても着れるくらいのものが欲しいそうなので

考えてみる範囲は広そうです。

Kさんについて

□名前 Kさん

□住まい 小金井

□職業 カフェの店員

□趣味 ギター パン作り 音楽鑑賞 

□彼の紹介 好奇心がとても強く、カフェの他にも、パン作りなどいろいろなことに挑戦していて忙しい毎日を送っています。

□着眼点

・とてもカフェのキッチンは暑そう

・ギターをいつでもどこでも持ち歩く

・服が劣化するのが早い

20070516

藤本先生 #1

モデルさんについて 藤本先生 
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わたしの最初に決まったモデルさんは大学の先生です。
とは言ってもお話したことは無く、
学校でお見かけして「この人だ」と思いお願いしました。


先生の部屋へ突撃し、
今回の主旨やそのおもしろさ、わたしが個人的に考えていること
これらを必死で話した。


「おもしろそうだねー」
と言ってくださり、モデルの依頼をうけていただけた。


そして名刺を頂くときに先生がひとこと

「あー、でも名刺もそうだよね。これってみんなそれぞれ自分を紹介するものなのに
みーんな同じ大きさの紙だもんね」



あ、伝わってる。
わたしが言いたかったこと、伝わってる。すごくうれしかった。

こうやって、他の人にも伝わったらどんなに楽しいだろう。

先生、よろしくおねがいします。

20070515

大村 祥子さん #1

大村祥子さんは都内の大学に通う4年生です。
以前、とあるショーでご一緒させてもらった時に、
きれいなのはもちろんですが、
それよりも、とても「上手だった」印象があり、お願いしました。

大村さんの生活や考え方をあげます。
バレエとイラストレーションを小さい頃から続けていて、
キャリアはバレエが14年、イラストは物心ついた頃から。
バレエの影響からか、あまりひらひらしたスカートは好まず、
上半身はタイトな服を着ることが多いとのこと。
彼女はイラストを描いているときに、色に気持ちが入るので服を着る時も
配色などには気を使います。
最近は生成り色のようなシンプルな色を使うことも増えてきました。
紫を使いたいと思った時に、赤や青の色があっての紫なので
それを無視して単純に紫を使うことをしたくないと言っていました。

イラストを描く際に使う道具は様々で、描きたいときに描くらしいので
イラストをより楽しく、幅広く描けるような服を提案しようかと思います。
次回はイラストを描いてもらい、その動きの中からデザインのヒントを
探っていきたいと思います。

20070512

H先生 #1

 モデルさんについて H先生

5月12日。僕がモデルを頼んだH先生にお会いしました。早速ですが、H先生について簡単に紹介したいと思います。

 H先生は僕が中学2年のときに初めて通った近所の塾の先生です。現在も東京で塾のお仕事をされています。この先生との出会いがなかったら今の僕は絶対になかったと言えるほど、とても影響を受けた方です。勉強はもちろんのこと、それ以外にもありとあらゆる知識をお持ちで、僕が質問するどんな些細なことにもいつもしっかり答えてくれるんです。まさに生き字引とは先生のことを言うんだなぁと思います。

 そんな先生は今年で62歳になりました。写真、茶道、日本建築をこよなく愛しています。携帯をみせてもらったら、データのほとんどがお花の写真でとても素敵でした。茶道の方も、形式的なことは最近はあまりされていないようですが、ご自宅では頻繁に抹茶を点てるそうです。建築はなんと本阿弥光悦の血をひいているらしく、遺伝的な要素が強いとご自分でおっしゃっていました笑 

 

 今日はモデルとしてのH先生と初めてのコミュニケーションです。谷中で待ち合わせをし、先生は前を開けたボタンダウンのシャツにスラックスというラフな格好で自転車に乗って登場しました。

 その時、まず目に入ったのが先生のスラックスのふくらはぎの少し下のところが、バンドのようなもので縛ってあったのです。これはやはりスラックスが自転車のチェーンで汚れないようにするためでした。早速解決できる問題点を発見です。

 そして、喫茶店で実際にお話を始めると、先生は僕のことを気遣ってくれたのか、ご自分から洋服のお話をして下さいました。今日のポイントは次の二つです。

 ・スタンドカラー
 
 ・ボタンダウン

 一つ目のスタンドカラーですが、先生くらいの歳になると顔よりも首に老いが出るので、スタンドカラーに限らず、首を隠す洋服を好んで着るそうです。首に老いが出るということはやはりその年齢になってみないとわからないことなので、自分にはとても新鮮でした。

 二つ目のボタンダウンシャツですが、確かに僕は先生がボタンダウン以外のシャツを着ているのを見たことがないです。そのボタンダウンにも先生にはこだわりがあり、衿が大きくないとボタンを外したときに、きれいに風になびかないからとのことです。先生の世代はアメリカのアイビーリーグのスタイルが流行ったそうで、それも一つの理由なんだと思います。

 今日は、服の話が中心になってしまいましたが、次回以降は服ではなく、先生のもっと内面的なことだったり、身体性に目を向けていきたいと思います。
 

展示会






今週の月~金曜日(5/7~11)に早稲田大学新学生会館の多目的ホールで展示会を行った。


今回は「ボタンシャツ」のみを展示することにした。毎年、この時期に同じ場所で展示会を行っているのだが、展示場所の立地条件、予算などの関係で十分な集客は困難なため、今回はデザイナー皆が洋服服作りの基本が多く詰まったシャツを作ることで各々の技術向上とレベルの確認を図った。 


終わってみるとやはり多くの課題が残ったと思う。


期日までに決められた数のシャツが出来上がらないことや制作に対して怠慢の見られるものが出てきたなど非常に初歩的な問題点からデザイナーの人間の身体性への理解の欠如など様々だ。
また、この展示会に対する理解のズレがメンバー内にあったのも大きな問題であった。それを伝え切れなかった、または共有し切れてる環境を作り出せなかったことは僕自身非常に反省している。

しかし、これら多くの課題が発見できたこと、メンバーがデザイナーの作ってきたものに対して色々なプラスな意見もマイナスな意見も含め、面と向かって言える時間を少しでも作れたことは大きな成果であったと思う。

これをステップに11月のショーの素晴らしいものにしたい。



                                Designer* Oosawa Shunpei

20070511

H先生について

□名前 H先生

□住まい 谷中

□職業 塾の先生

□趣味 茶道 日本建築 写真

□彼の紹介 生き字引とはまさに彼のこと。あらゆる分野に精通していて、僕の人生の師。

□着眼点 

・自転車によく乗る

・本を持ち歩く

20070507

りーしん #1

モデルさんについて りーしん 

 5月7日。今日はモデルをしてもらう、りーしんにConcept Design* Isogai Takuyaと新宿のカフェで初めて会いました。とても細くて、ジーンズが似合うオリエンタルな雰囲気でした。
 りーしんは大学生で、一応美術史を専攻しているとのこと笑 普段は公園に行ったり、とてもスローな生活をしているそうです。公園の中でも井の頭公園は家が近いこともあってよく行くみたいです。彼女にとってはとても落ち着く場所で、「木に会いに行く。」とも言っていました。とても素敵な感覚をもってるんだなあと思いました。
 また、彼女は、「水」が好きだそうです。水の中にいるのがとても落ち着くと言い、先日フンデルトヴァッサー展を見に行ったことを思い出した僕は、フンデルトヴァッサーが好きかきいてみたら偶然にも大好きとのこと!フンデルトヴァッサーはオーストリーの画家で、建築にも関わっていて環境問題にも早い時期から取り組んできた人です。名前が「百の水」を意味するほど、作品にも水に多く関連したものが見られます。
 今日は、具体的な問題点は発見できませんでしたが、次回から少しずつコミュニケーションの幅を広げていきたいです。
 

20070506

りーしんについて

□名前 りーしん

□住まい 練馬

□職業 大学生

□趣味 散歩 読書 音楽鑑賞 写真

□彼女の紹介 自然を愛して、スローな生活を送っている大学生。木と水が好き。

□着眼点 

・写真が好きで、カメラをよく持ち歩く

・夜など、急に冷え込んだときのために、上着を持ち歩く

・音楽をよく聴く