20070715

おばあちゃん #1


僕のおばあちゃんは、オシャレするのがとても好きなようだ。
これはとても失礼な話だけど、今回おばあちゃんに色々話を聞くまで、おじいちゃんやおばあちゃんの世代の人がこんなにもファッションにこだわりや楽しみを持っているとは思っていなかった。自分に似合う柄や色、襟の形、などについて詳しく話すおばあちゃんはとても楽しそうだった。

「暮らしの中で不便だなと思うことはほとんどない。」と言うおばあちゃんは、どんなものがいいか尋ねても「普通なものでもいいんだけどねぇ」と言う。きっと謙虚な性格も関係している。
そんなおばあちゃんには違和感なくいい意味で「普通」に生活になじむようなアイデアを提案していけたらと思う。

おばあちゃんは自分の好きな服の話をするときはとても楽しそうだったのに、エプロンや家着でいるときは人一倍恥ずかしそうで、資料のための写真もあんまり気が進まない様子。おばあちゃんにとって「家着」は楽しみを含む「服」とは少し違う存在なんじゃないかと思った。

年齢を考えても、必然的に家にいる時間は多くなっている。
おばあちゃんが家の中での時間も素敵に過ごせるように、まずは「楽しみの持てるような家着」という方向で少し考えてみようと思う。

画像はおばあちゃんの家にあったたくさんの古布の一枚。
おばあちゃんの家の中で見ているせいか、どれも時間が詰まっていて良い味が出ている気がする。どうにかしてこれらも活用できたらいいなと思う。

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